投稿日:2009.06.27
シンポジウム:「社会脳」を考える-社会性の脳科学と社会
シンポジウム
「社会脳」を考える―社会性の脳科学と社会―
□日時:2009年7月25日(土)
□会場:東京大学駒場Ⅰキャンパス(京王井の頭線駒場東大前駅・東大口)5号館2階525室
□講演者(講演順、敬称略):藤井直敬(理化学研究所)、開一夫(東京大学)、
定藤規弘(自然科学研究機構・生理学研究所)、河野哲也(立教大学)、石黒浩(大阪大学/ATR)
□オーガナイザー:石原孝二(東京大学)
定藤規弘(自然科学研究機構・生理学研究所)、河野哲也(立教大学)、石黒浩(大阪大学/ATR)
□オーガナイザー:石原孝二(東京大学)
□趣旨:近年、社会認知や社会行動に関する脳科学(神経科学)的な研究が盛んになりつつある。「社会脳」(social brain)や「社会神経科学」(social neuroscience)という言葉もよく耳にするようになってきた。これらの言葉は一体何を指しているのだろうか。また、脳科学は人間の社会性の神経的基盤をどこまで解明することができるのだろうか。そしてその成果は、社会性や道徳性に関するわれわれの捉え方にどのような影響を与えていくのだろうか。本シンポジウムでは、脳科学、発達認知神経科学、ロボティクス、哲学・倫理学などの様々な領域で社会性に関わる研究を進めている研究者が講演を行い、それぞれの研究の紹介を行うとともに、こうした問題に対する見解を述べていく。引き続き行われる総合討議では、フロアの参加者も交えながら議論を展開していくことにしたい。
プログラム
(受付開始:12:45)
13:00-13:20 イントロダクション:「社会脳」と社会性の脳科学―社会脳概念の社会的インパクト
石原孝二(東京大学大学院総合文化研究科准教授)
13:20-13:55 日本ザルの社会的行動選択と脳機能
藤井直敬(理化学研究所BSI、知的脳機能研究グループ、適応知性研究チームリーダー)
13:55-14:30 自己と他者に関する発達認知神経科学
開一夫(東京大学大学院情報学環/総合文化研究科准教授)
(14:30-14:45 休憩)
14:45-15:20 社会的報酬の脳科学
定藤規弘(自然科学研究機構・生理学研究所教授)
15:20-15:55 道徳心理学と脳
河野哲也(立教大学文学部教授)
15:55-16:30 ロボットにおける社会性の問題と研究
石黒浩(大阪大学大学院基礎工学研究科教授/ATR知能ロボティクス研究所客員室長)
(16:30-16:45 休憩)
16:45-18:15 総合討議
18:30-20:00 懇親会(一般6,000円、学生3,000円、要申し込み)
□参加費:無料
□参加お申し込み方法:会場準備の都合上、参加される方は、下記お申し込み先までお申し込みください。当日会場での参加お申し込みについては、空席がある限り受け付けます。懇親会に参加される方は必ず事前にお申し込みください。
□お問い合わせ・参加お申し込み先:
〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1
東京大学大学院総合文化研究科・科学史科学哲学研究室
石原孝二
cishi08<アットマーク>mail.ecc.u-tokyo.ac.jp
※<アットマーク>を@(半角)に変換してください。
(下記の参加お申し込みフォームを利用して上記のメールアドレス宛にお申し込みください。)
参加お申し込みフォーム:
お名前( )ご所属( )
( )シンポジウム「「社会脳」を考える―社会性の脳科学と社会―」に参加します。
( )懇親会に参加します。
※収集した個人情報は本シンポジウムの実施に関わる業務にのみ利用します。
□主催:平成20~22年度科学研究費補助金・基盤研究B「脳神経倫理学の理論的基礎の構築」プロジェクト、研究代表:廣野 喜幸、課題番号:20320001