ご挨拶

2013年3月20日

当会は、「科学史・科学哲学」コースに所縁の教職員・卒業生修了生相互の親睦と、その知識/経験の交流/協力を図ることを目的としております。活動は、総会記念講演や談話会、会誌などで会員に関心の深いトピックスを採り上げ、加えて趣味の遊歩会も当会ならではの趣向で実施しております。

現在の役員体制は2009年より務めさせて頂いておりますが、今日まで恙なく来られましたのも偏に大学当局先生方のご教示、歴代役員の献身的なご尽力、会員皆さまのご理解によるものと心から感謝致しております。

さて、当会では第1回卒業生以来、半世紀を超えた幅広い世代の交流が図られておりますが、前身の「東大科哲シニアの会」から現在の会に移行したのが早や一昔半前のこととなりました。この間に、当会の母体である所謂「科哲」分科は、組織上の変遷を経つつ、時代の要請に応えて発展しておりますことは誠にご同慶の至りです。

教養学部後期課程の基礎科学科「科学史・科学哲学」分科は、科学技術が現代社会に提起している問題を深く検討し、積極的な提案をなしうる人材を養成することを目的に、学際科学科「科学技術論」コースとして再編される運びです。

当会の活動も、新コースと絆を緊密にしつつ、一層の質的充実を目指しますので、皆さま方のご理解とご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

東大科哲の会 理事会
代表理事 住田 友文