日本や他国において裁判紛争等の深刻な社会問題となり、現在もなお感染予防や被害救済が重要課題となっている医療政策を「医療リスク管理政策」と捉え、本研究はこうした「医療リスク管理政策」の国際比較を通じて、その成功・失敗のメカニズムを「アクター理論」に基づき、社会学的・歴史学的に考察することを目標とする。具体的な研究は、「医療リスク管理政策」・医学研究の一次文献・二次文献資料の系統的分析、各医療政策の進展過程における重要関係者のオーラルヒストリー調査の二つの方法を軸に遂行する。研究対象はエイズ・肝炎・サリドマイド・ハンセン病などを予定している。
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田中丹史(特任研究員)cma31212[at]mail.ecc.u-tokyo.ac.jp
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