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信原 幸弘

信原 幸弘 のぶはら ゆきひろ


2010年度担当の講義

1、2年生

【夏学期】
基礎演習 (信原 幸弘) 
科学技術基礎論Ⅰ 

3、4年生

【夏学期】
科学哲学演習II 合理性と感情 
【冬学期】
科学哲学概論I 科学哲学概論

大学院生

【夏学期】
科学哲学III  価値の時間割引と通時的合理性にまつわる諸問題
【冬学期】
科学技術基礎論III 自発性と自己制御

研究内容

大学院のときから現代にいたるまで、現代英米圏の心の哲学に依拠して、心の哲学を研究してきたが、近年は、「ニューロ3本立て」ということで、ニューロフィロソフィー、ニューロエシックス、ニューロリテラシーの研究に取り組んでいる。
心の哲学に関しては、拙著『心の現代哲学』『考える脳・考えない脳』『意識の哲学』にその主要な成果を結実させた。
ニューロ3本立てに関しては、信原幸弘・原塑編『脳神経倫理学の展望』に研究仲間とともに、その成果を結実させた。またグローバルCOE「共生の哲学」(UTCP)において、「脳科学と倫理」のプロジェクトに取り組み、科学技術振興機構の社会技術研究開発センターで採択されたプロジェクト「文理横断的教科書を活用した神経科学リテラシーの向上」においてニューロリテラシーの研究を行っている。さらに個人的な研究では、倫理の自然化を目指して、倫理の脳科学の成果を吟味しながら、倫理的判断・行為のニューロフィロソフィを研究するとともに、一般に意思決定に関するニューロフィロソフィの研究を行っている。


主要業績

著書

  • 『脳神経倫理学の展望』信原幸弘・原塑編、勁草書房、2008年8月25日、総頁数343頁、共著、担当「脳神経科学と倫理」1頁~12頁
  • 『岩波講座哲学05 心/脳の哲学』村田純一編、岩波書店、2008年5月9日、総頁数275頁、共著、担当「言語による思考の臨界」131頁~152頁
  • 『自己決定論のゆくえーー哲学・法学・医学の現場からーー』高橋隆雄・八幡英幸編、九州大学出版会、2008年5月1日、総頁数311頁、共著、担当「第4章 自己決定権と自律的行為の多様性」63頁~84頁
  • 『脳科学と哲学の出会い』中山剛史・坂上雅道編、玉川大学出版部、2008年2月1日、共著、担当「第6章 クオリアと世界の非概念的把握」101頁~115頁
  • 『心理学総合事典』海保博之・楠見孝監修、朝倉書店、2006年6月20日、総頁数769頁、共著、担当「36章 意識」674頁~684頁
  • 『認知哲学への招待』大津由起雄・波多野誼余夫編、研究社、2004年11月30日、総頁数289頁、共著、担当「心の哲学」251頁~263頁
  • 『シリ―ズ心の哲学Ⅲ 翻訳篇』信原幸弘編、勁草書房、2004年8月10日、総頁数276頁、共著、担当「心の哲学の基本問題」1頁~16頁
  • 『シリ―ズ心の哲学Ⅱ ロボット篇』信原幸弘編、勁草書房、2004年7月20日、総頁数280頁、共著、担当「認知哲学のおもな流れ」1頁~26頁
  • 『シリ―ズ心の哲学Ⅰ 人間篇』信原幸弘編、勁草書房、2004年7月10日、総頁数283頁、共著、担当「心の哲学のおもな流れ」1頁~23頁
  • 『心の科学と哲学――コネクショニズムの可能性』戸田山和久・服部裕幸・柴田正良・美濃正編、昭和堂、2003年7月30日、総頁数300頁、共著、担当「コネクショニズムと日常的推論」226頁~245頁
  • 『意識の哲学――クオリア序説――』双書現代の哲学、岩波書店、2002年7月26日、単著、i~xiv、1頁~230頁
  • 『科学哲学――現代哲学の転回――』坂本百大・野本和幸編、北樹出版、2002年5月20日、共著、担当、第9章「認知科学と新しい心の哲学」121頁~132頁
  • 『意識の科学は可能か』苧阪直行編、新曜社、2002年4月5日、共著、担当「言語からみた意識」177頁~200頁
  • 『ハイデガーと認知科学』門脇俊介・信原幸弘編、産業図書、2002年4月4日、共著訳、担当「主体と環境の相互作用としての認知」253頁~273頁
  • 『20世紀の定義5 新コペルニクス的転回』樺山紘一・坂部恵・古井由吉・山田慶兒・養老孟司・米沢富美子編、岩波書店、2001年3月23日、共著、担当「認知科学の誕生――チューリング、ゲーデル、ウィトゲンシュタイン――」243頁~266頁
  • 『考える脳・考えない脳』(Philosophy of Mind and Knowledge)講談社、2000年10月20日、単著、1頁~211頁
  • 『感覚――世界の境界線』河本英夫・佐藤康邦編、白菁社、1999年11月15日、共著、担当「感覚経験の志向性」146頁~163頁
  • 『心の現代哲学』勁草書房、1999年6月8日、単著、i~xvii、1頁~251頁
  • 『「わたし」とは誰か』村田純一編、新・哲学講義4、岩波書店、1998年2月5日、共著、担当「脳を超え出る心――脳科学と心の哲学」69頁~94頁
  • 『分析哲学の現在』藤本隆志・伊藤邦武編、世界思想社、1997年8月30日、共著、担当「意識と機能主義」30頁~58頁
  • 『コンピュータ半世紀』ジャストシステム、1996年10月25日、共著、担当「第四章 認知科学の立場から読む」175頁~243頁
  • 『分析哲学とプラグマティズム』岩波講座現代思想7、岩波書店、1994年1月28日、共著、担当「心の哲学と認知科学」215頁~239頁
  • 『技術と遊び』現代哲学の冒険11、岩波書店、1990年7月5日、共著、担当「ロボット心理学」149頁~213頁


論文

  • 「脳科学と心の機械化」日本哲学会編『哲學』第59号(2008年4月1日)、91頁~114頁
  • “Brain Science and Possibilities of Reading the Mind,” in the proceedings of the Second BESETO Conference of Philosophy, Philosophy and East-Asian Thoughts, organized by Department of Philosophy Institute of Foreign Philosophy at Peking University, December 27-28, 2007, Peking University.、単著、295頁~304頁
  • 「脳と主観的経験」『学術月報』Vol.60, No.2, 通巻第747号(2007年2月号)日本学術振興会、17頁~20頁
  • 「心と表象」『水声通信』(no.15, 2007年1/2月合併号)80頁~83頁
  • 「知覚の透明性」『思想』第986号(2006年6月号)4頁~26頁
  • 「暗黙的概念了解とアプリオリ」哲学会編『自然主義と反自然主義』哲学雑誌第120巻第792号(2005年10月10日)有斐閣、88頁~108頁
  • 「クオリアとアフォーダンス」『思想』974号(2005年6月号)23頁~46頁
  • 「直観と理論」『現代思想』第33巻2号(2005年2月号)136頁~146頁
  • 「知覚とモリヌークス問題」『思想』第970号(2005年2月号)24頁~41頁
  • 「デイヴィドソンの概念枠批判について」筑波大学哲学研究会編『筑波哲学』第13号(2004年3月31日)22頁~32頁
  • 「知覚と表象」『理想』第672号(2004年2月15日発行)83頁~96頁
  • 「捉えがたき明晰さ――知覚内容の非概念性――」『思想』第949号(2003年5月号)142頁~160頁
  • 「生命のひろがり」日本哲学会編『哲學』第54号(2003年4月1日)131頁~141頁
  • 「心身問題は不毛か」『情況』第三期第三巻第六号(2002年7月号)196頁~206頁
  • 「心は脳にあるのか」『日経サイエンス』第31巻、第11号(2001年11月号)28頁~33頁「コネクショニズムと消去主義」(Connectionism and Eliminativism)日本科学哲学会『科学哲学』第33巻、第2号(2000年11月)1頁~14頁
  • 「クオリアから見た心と脳」(Qualia and the mind-body problem)心理学評論刊行会『心理学評論』第41巻、第2号(1998年)230頁~240頁
  • 「心・脳・機能主義」(Mind,Brain and Functionalism)日本哲学会『哲學』第47号(1996年4月)42頁~54頁
  • 「志向性とバックグラウンド」日本科学哲学会『科学哲学』18(1985年11月)49頁~61頁
  • 「フォーダーと認知科学の可能性」『理想』 No.617(1984年10月)318頁~327頁
  • 「科学の存在論」科学基礎論学会『科学基礎論研究』16(1983年12月)9頁~15頁
  • 「論理的真理と文の構造」日本科学哲学会『科学哲学』14(1981年11月)75頁~88頁

 

口頭発表

  • 「デネットのヘテロ現象学について」筑波大学哲学・思想学会(1993年10月筑波大学にて)
  • 「志向性と背景」日本科学哲学会(1984年11月日本大学会館にて)
  • 「他人との一致について」日本科学哲学会第15回大会(1982年11月日本大学会館にて)
  • 「意味と分析性」科学基礎論学会(1981年6月北海道大学にて)
  • "Brain and Thinking" in International Symposium "Concept formation,thinking,and their development"(International Institute for Advanced Studies,1996.5.31)
  • 人工知能学会「表象の最小条件」日本科学哲学会第35回大会(2002年11月9日新潟大学にて)
  • "Controlling the Mind and Autonomy of Action" presented in the workshop in Soeul 国際哲学会議, Aug 8, 2008.
  • "Can the Mind Be Naturalized?" in Peking Workshop “Science and Culture”( Peking University, 2005.10. 11)
  • "On Metaphorical Projections of Image Schemata" in UTCP-ECS Joint International Symposium on the Philosophical Foundations of Cognitive Linguistics (The University of Tokyo, Komaba campus,2005.7.14)
  • "On the nonconceptual content of perception" in The Vancouver Workshop 2004 “Technology, Culture and Cognition (Simon Frazer University,2004.9.27)
  • "Putnam on Perception" in UTCP International Symposium on Pragmatism and the Philosophy of Technology in the 21st Century (The University of Tokyo, Komaba campus, 2003.12.12)
  • "Perception and Thought" presented as a comment to H.L. Dreyfus' lecture at the opening conference of UTCP (The University of Tokyo, Komaba campus, 2003.3.10)

 

訳書

  • 『意味と目的の世界ーー生物学の哲学から』R・G・ミリカン著、勁草書房、2007年1月
  • 『認知哲学』P.M. チャーチランド著、産業図書、1997年9月4日、共訳(宮島昭二)分担27頁~154頁、245頁~330頁
  • 『思考について』G. ライル著、みすず書房、1997年7月30日、共訳(坂本百大、井上治子、服部裕幸)分担131頁~195頁
  • 「フォ―クサイコロジ―の諸概念は認知科学において生き残れるか」S. スティッチ著『imago』(1992年6月)85頁~97頁
  • 「認知科学と双生地球問題」J.A. フォーダー著、『現代思想』(1989年6月)220頁~245頁
  • 「信念のパズル」S.クリプキ著、『現代思想』(1989年3月)76頁~108頁
  • 『ウィトゲンシュタイン』A. エイヤー著、みすず書房、1988年9月、1頁~244頁
  • 「夢は経験か」D.C. デネット著、『現代思想』(1988年4月)114頁~131頁
  • 『認知科学の計算理論』Z.W. ピリシン著、産業図書、1988年2月、佐伯胖監訳 1頁~383頁
  • 「コグニティヴ・ホイール」D.C. デネット著、『現代思想』(1987年4月)128頁~150頁
  • 『心の可塑性と実在論』P. チャーチランド著、紀伊國屋書店、1986年12月、共訳(村上陽一郎、小林傳司) 分担 11頁~76頁、142頁~190頁
  • 『精神のモジュール形式』J.A. フォーダー著、産業図書、1985年3月、共訳(伊藤笏康) 分担 79頁~208頁

 

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