東京大学科学史・科学哲学研究室 東京大学科学史・科学哲学研究室
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入進学案内

進学について

進学について

教養学部前期課程からの進学については、進学振り分けによって進学先が内定されるが、そのさい科学技術論コースは人文地理コースとともに同一のユニットを形成し、同ユニットの上限定員は15名である。同ユニットに進学したのちに、希望によって、科学技術論コースないし人文地理コースに振り分けられる。


進学振り分けは2年生の夏学期に行われ、9月末に最終的に進学先が内定する。そして10月からは内定生として、前期課程の科目とともに、後期課程の科目の単位を取得できるようになる。当分科に進学する学生は、科学史、科学哲学、科学技術社会論などのどの分野をとくに専攻するかを決めず、科学とは何かという問題にたいして一般的な関心をもつ人が多い。そのような学生は、内定生である2年生の冬学期に科学哲学概論および科学技術史概論・科学技術社会論概論・応用倫理学概論の授業を履修したり、また3年生になって当分科の専門の諸科目を履修することによって、次第に自分の専門分野を絞り込んでいき、やがて卒業論文のテーマを確定していく。

当分科は、科学そのものを行うわけではないが、科学に関心があり、科学を歴史的・哲学的に考察してみたいとか、あるいは科学と社会の関係や、科学がもたらす倫理的な諸問題を深く考察してみたいと思う人には、もっとも適した進学先である。

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