次の本をテキストとして輪読形式で授業を進める。

Edmund Russell, War and Nature : Fighting Humans and Insects with Chemicals from World War I to Silent Spring (Cambridge : University of Cambridge Press, 2001) ペーパーバック

本書はアメリカの技術史家ラッセルが学位論文(米国環境史学会レイチェル・カーソン賞受賞)をもとに本にしたもので、高い評価を受けている。化学兵器研究と殺虫剤とのつながり、広くは戦争と自然支配との関連を論じた著作。
環境史、化学史、昆虫学史、生物学史、戦争と科学、制度史、産業史、環境運動史などがクロスしており、内容的にもヒストリオグラフィー的にも富む。

• 成績評価方法：平常点＋発表＋小論文