東京大学科学史・科学哲学研究室 東京大学科学史・科学哲学研究室
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大学院生の方へ

講義名 相関基礎科学特殊講義II
年度 2009
区分 夏学期:通常講義
時間 金曜4限
担当 石垣 壽郎
詳細

講義題目: 量子力学の哲学
授業の目標・概要 :EPRパラドックスを正確に理解し,半世紀後の実験によって,哲学的にはどの問題に結末がつき,どの問題が未解決のまま残っているかを理解する.
授業のキーワード: EPRパラドックス、観測、実在
授業計画 :

  1. EPRの原論文の解説
  2. Bohmによる書き換え
  3. Bellの不等式
  4. 決定実験
  5. 科学的実在主義

授業の方法:  講義および討論
成績評価方法:試験と平常点
教科書: 使用しない.プリントを配布する.
参考書:Beltrametti-Cassinelli. The Logic of Quantum Mechanics. Addison-Wesley PC, 1981.
Redhead, M.. Incompleteness, Nonlocality, and Realism. Oxford UP, 1987.
(『不完全性・非局所性・実在主義』(石垣壽郎訳)みすず書房, 1997.)
その他: 履修学生の予備知識を考慮した講義を行なうので,初回は必ず出席されたい.