講義名 | 科学哲学III |
年度 | 2010 |
区分 | 夏学期:通常講義 |
時間 | 金曜3限 |
担当 | 信原 幸弘 |
教室 | 14-710 |
詳細 | 授業の目標・概要: 我々は同じ報酬なら、すぐ手に入るほうを将来、手に入るほうよりも高く評価する。報酬が手に入るのが先になればなるほど、その価値を割り引いて評価する。このような価値の時間割引はどんなふうに起こるのだろうか。そのような時間割引によって、今はあることをしようと思っていても、そのときが来ると、別のことをしてしまうということが起こりうる。このような通時的合理性の崩壊を食い止める手立てはあるだろうか。価値の時間割引と通時的合理性にまつわる諸問題を考察する。 |