東京大学科学史・科学哲学研究室 東京大学科学史・科学哲学研究室
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大学院生の方へ

講義名 科学技術基礎論IV
年度 2010
区分 夏学期:通常講義
時間 火曜2限
担当 石原 孝二
教室 14-708
詳細

講義題目:   

ロボティクスの哲学・倫理学、表象文化論

授業の目標・概要:   

ロボティクスおよびロボティクスと社会の関係について、哲学・倫理学および表象文化論的な観点から考察する。


授業のキーワード:    

ロボット、ロボット工学3原則、ロボエシックス

授業計画:    

ロボティクスの哲学・倫理学に関する問題としては、自律的な人工エージェントやヒューマノイドの存在をどのようなものとして捉えるべきか、という問題がある。また、そこから、安全性と責任、ロボットへの特有の愛着をどのように処理するのか、という問題が生じてくる。ロボエシックスに関しては近年急速に研究が進んできているが、この授業では、こうした研究のサーベイを行い、ロボティクスの哲学と倫理学の展開の可能性を探る。
また、ロボットの開発の駆動力として、漫画やアニメなどの表象文化の影響を無視することはできないし、ロボエシックスの問題は、長い間SFの中でのみ、取り上げられてきた。この授業では可能な限りこうした問題についても取り上げていくことにしたい。

成績評価方法:    平常点による。

教科書:    プリントを配布する。

参考書:    適宜指示する。