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講義題目: 科学革命の史的コンテクスト:インテレクチュアル・ヒストリーの方法と実践
授業の目標・概要: 17世紀ヨーロッパに成立したといわれる近代科学、その歴史的背景をルネサンス期の人文主義の知的遺産との関係から探究する。往年のヒストリオグラフィでは軽視され、近年その再考が進められている医学・生物学・化学の分野を中心にすえ、疑似科学として退けられてきた錬金術や占星術と科学との関係も分析する。インテレクチュアル・ヒストリーの手法をもちいて、「科学革命」の背景となる知のコスモスを再吟味することが最終的な目標である。
授業のキーワード: [日本語用] 科学革命、ルネサンス人文主義、疑似科学、インテレクチュアル・ヒストリー
[外国語用] Intellectual History, Scientific Revolution, Renaissance Humanism, Alchemy, Astrology and Magic
授業計画: 講義と演習(セミナー)を行い、最終回では外部一般に開かれた講演を行う。演習では、あらかじめ配布される教材(日本語と英語)について、参加学生による輪番での発表と全員参加でのディスカッションを重視する。授業後の小論文を課題とする。
授業の方法: 講義ならびに演習
成績評価方法: 演習での発表(50%)と最終小論文(50%)
教科書: プリントにて資料(日本語と英語)を配布
参考書: ヒロ・ヒライ、小澤実・編『知のミクロコスモス:中世・ルネサンスのインテレクチュアル・ヒストリー』(中央公論新社、2014年3月) 菊地原洋平『パラケルススと魔術的ルネサンス』(勁草書房、2013年) 榎本恵美子『天才カルダーノの肖像:ルネサンスの自叙伝、占星術、夢解釈』(勁草書房、2013年) F・イエイツ『ジョルダーノ・ブルーノとヘルメス教の伝統』(工作舎、2010年)
履修上の注意: 授業の前に参考書に目を通しておくことが望ましい
関連ホームページ: http://www.geocities.jp/bhermes001/komaba.html
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