講義名 | 科学技術思想III |
年度 | 2016 |
区分 | 夏学期:通常講義 |
時間 | 水曜4限 |
担当 | 橋本 毅彦 |
教室 | 14-308 |
詳細 | 講義題目: 19世紀科学史 授業の目標・概要: 19世紀は科学の世紀とも呼ばれる。電磁気学、有機化学、進化論など科学の発展で顕著な成果が生まれ、観測器具や実験器具においても性能が著しく向上した。またそれとともに、「科学者」という言葉が生まれ、自然科学の研究教育に携わる多数の人々が登場した。この世紀の科学の歴史を理論面と制度面から概観し解説した英文著作を読みながら、現代科学技術の発展の礎を築いた19世紀の科学の歴史を見ていく。 授業のキーワード: [日本語用] 近代科学、科学史、19世紀 [外国語用] modern science, history of science, 19th century 授業計画: 授業では次の著作を読んでいく。 David Knight, The Making of Modern Science (Cambridge: Polity Press, 2009). 著者はもともとの専門は化学史であるが、本書は化学ばかりでなく、物理学、生物学、そして医学や技術に至るまでカバーし、さらに科学方法論や科学者共同体の創生などにまで議論が及んでおり、視野を広くまたバランスもよく19世紀の科学の発展、あるいはタイトルの通り「近代科学の形成」を解説している著作である。 授業の方法: 授業では出席者とともに各章を担当してもらいつつ、本書を読解していく。 成績評価方法: 授業への参加、発表、レポートの提出 教科書: David Knight, The Making of Modern Science (Cambridge: Polity Press, 2009). 参考書: 履修上の注意: 関連ホームページ: その他: |