東京大学科学史・科学哲学研究室 東京大学科学史・科学哲学研究室
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3,4年生の方へ

講義名 科学史特論IV
年度 2000
区分 夏学期:通常講義
担当 鬼頭 秀一
教室 1226
詳細

伝統社会の生業の「技術」のあり方を検討して、近代技術を中心とした西洋社会の技術を中心に展開してきた、技術史、技術論の今後の展開すべき方向について議論をしていきたい。この伝統社会の生業の「技術」を検討することは、現在問題になっている環境問題の技術論的問題点を探ることとも関係する。
 環境倫理学を技術論の中に発展的に解体し再構築できるのではないかという目論見も含めて、民俗学と技術論との接点を探りたい。
 講義は篠原徹〔編〕『民俗の技術』(現代民俗学の視点第1巻)1998年に所収された論文をはじめとして、関連の論文を輪読形式で読みながら、議論を進めていきたい。
 4月14日〔金〕の初回の講義の時に、この論集に収録された論文の一覧を見て、担当を決めたいので、受講希望者は、14日〔金〕の初回の講義に必ず出席すること。
 講義内容への疑問等があればe-mail:kitosh@cc.tuat.ac.jpにメールで問い合わせること。