人間や生物に対する生・死の捉え方が科学といかに関係して展開してきたか、その歴史過程を検討し、同時に、科学化の過程からこぼれ落ちた、ないしはその過程に吸収された生と死の諸側面を考察する。以上を通じて、生・死をめぐる現代的問題に取り組む緒を模索する。まずは、死生観の歴史を概観し、ついてそれを踏まえて、脳死・臓器移植や安楽死・尊厳死などの現代的問題を扱う予定である。
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