本講義では、科学・技術・医療等の領域を対象とした質的調査(聞き取りや参加観察等)手法の実際についての講義を行なう。 講義は以下のように進める予定である。1)テキストを用いて質的調査に関する講義を行なう。2)実際の聞き取りや参加観察の事例や研究論文を検討する。3)日常生活に関する簡単な題材を提示し、二週間程度で、聞き取りまたは参加観察の小レポートを提出する。4)この小レポートのいくつかを事例として検討し、自分が行なった調査を自己評価する。5)科学・技術・医療等の領域を対象とした主題を提示するので、質的調査を実施し、レポートを作成・提出する。このレポートによって成績を評価する。テキスト:エマーソン他著、佐藤他訳『方法としてのフィールドノート―現地取材から物語作成まで』新曜社(1998)参考図書:拓殖あづみ著『文化としての生殖技術―不妊治療にたずさわる医師の語り』 松籟社(1999)
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