東京大学科学史・科学哲学研究室 東京大学科学史・科学哲学研究室
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3,4年生の方へ

講義名 科学哲学特論 VII
年度 2005
区分 夏学期:通常講義
担当 大橋 容一郎
教室 5-557B
詳細

 イマヌエル・カントの『純粋理性批判』(Kritik der reinen Vernunft, 1781A. 1787B)を主にテキストとし、「論理学」「数学論」「時間論」などについて考えて行きたい。カント以来の理性論的な哲学の論理学とそれに基づいた科学論は、20世紀以来分析的論理科学が中心であった英米の哲学思想圏でも、最近ふたたび見直しの動きがでてきたものである。
 参加者は各自、『純粋理性批判』(できればドイツ語原版を用意してほしいが、英・仏版、日本語各版も可、版名は不問、ただしAB版頁付けが欄外記載されているもの)を持参すること。はじめに問題の思想史的概要を講義し、その後はできればゼミナール方式で分担発表と討議により進めたい。