<量化の諸相> F. Sommers が述べるとおり、存在量化記号を論理記号の一種として解釈する現代論理学は、一種の「形式存在論」として解釈できる。その標準的体系とされている古典論理 (第一階述語論理)では、かなり制限された形での量化しか認められていないが、分岐量化、一般量化、多種量化、高階量化など、その制限を緩めていく方法が 種々存在する。この授業では、それらの方法を概観しながら古典論理を中心に据えて互いに比較検討することにより、それらの相違が存在論的探求においてどの ような影響を及ぼし得るのかを考えたい。 - 教科書及び参考文献:教科書は用いません。参考文献は授業中に指示します。
- 成績評価方法:平常点とレポート
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