東京大学科学史・科学哲学研究室 東京大学科学史・科学哲学研究室
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3,4年生の方へ

講義名 科学哲学特論 I
年度 2007
区分 冬学期:通常講義
担当
教室 8-112
詳細

科学技術社会論・STSが、これまでアカデミズム的科学論と政治的市民運動論とに分裂していた両者をむすぶ新たなタイプのアカデミズム、つまり、社会への コミットメントや関与を行う学問を目指すのであれば、科学技術社会論がどのような「社会」に関与しようとしているのかによって、その学の性格は大きく左右 される。この分野の研究に携わる者、これから携わろうとする者にとって、科学技術社会論における「社会」の概念について検討することが必要と考える理由で ある。
本講義では、今日、わが国における科学技術社会論・STSの議論を主導していると見える、モード論、科学コミュニケーション・合意形成論、科学技術者倫理、リスク論などの話題を検討し、そこに「社会」の捉え方のある偏りが共通して見られることを示そうと思う。

  • 随時、参考書・文献を指示する
  • 成績評価方法:講義と演習を併用するので、議論への参加とレポートの提出で、評価する