「初期近代における自然哲学(科学)と人文主義」 16世紀、17世紀の自然哲学者(科学者)は、どういうふうにして、どんな本を入手し、それをどういうふうに読んだのでしょうか? そして、論考や著作を著すときには、何を手元において、どういうふうに執筆したのでしょうか? この授業では、情報や本を入手し、ノートを取り・情報を整理し、そして著述をする自然哲学者(科学者)たちの作業の現場に迫りたいと思います。 知識の道具としての、コモンプレイス、引用、欄外注、索引、マージナリア、見出し、部・章・節、欄外への書き込み、読書ノート、書簡の通信網、記憶術、等々に焦点をあわせます. なお、詳しいシラバスは初回に配布します。 科学史のみならず、オング師やカラザースの仕事、ルネッサンスや人文主義に関心のある学生諸君の参加を歓迎します。 - R. シャルチエ、G. ガヴァッロ(編)『読むことの歴史』大修館書店、2000。
- ピーター・バーク『知識の社会史』新曜社、2004。
- 成績評価方法:発表とタームペーパーによる
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