講義題目：　理科教育I

授業の目標・概要：
　　理科教育とは、一般には小学校・中学校・高等学校における自然科学の普通教育をさす。この講義では、大学教育や卒業後の能力開発も対象に含め、主として以下の事項を取り上げる。(1)理科のカリキュラムの変遷と現行カリキュラムの特徴、(2)将来、科学者や技術者になる人々を対象とした大学・大学院教育(3)彼らが社会に出てから必要とされる能力開発(4)市民や非専門家を対象とした科学技術問題の教育、いわゆるSTS（科学・技術・社会）教育や講習の科学理解などを含む。これらの中には公的活動として行われる部分が少なくないから、教育政策・教育行政の一般論や科学技術・学術政策などにも言及する。
　これらを通して、理科教育に関する理解が深まり、日本の理科教育について実態をふまえた議論ができるようになります。

授業のキーワード：     理科教育、教職

成績評価方法：
    平常点とレポート。受講者が少なければレポートにかえて口頭発表とする。

教科書：　特にありません。
参考書：
・『理科教育史資料』東京法令出版、1986-7年
・『理科教育辞典』大日本図書、1991年
・『日本の教育経験』国際協力機構　東信堂、2005年