東京大学科学史・科学哲学研究室 東京大学科学史・科学哲学研究室
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3,4年生の方へ

講義名 科学哲学II
年度 2010
区分 夏学期:通常講義
担当 村田 純一
教室 1233
詳細

講義題目:     知覚の哲学

授業の目標・概要:
    知覚の哲学を主題にして、認識論、心の哲学など、科学哲学の基本問題を取り上げて議論する。今学期は、音の知覚を主題にする。
哲学のなかで知覚が問題になる場合には、ほとんどの場合、視覚がモデルとなった議論がなされてきた。しかし、視覚以外の聴覚や触覚などでは、必ずしも視覚モデルがそのまま当てはまるわけではない。この時間には、音の知覚の特徴を取り上げながら、知覚現象を哲学的に考えるということがどのようなことかを学ぶことを目標とする。

授業のキーワード:     知覚、音、心の哲学、認識論、第二性質

授業計画:
    以下にあげるテキストを読みながら、知覚の問題について考えていく。必要に応じて、他のテキストを参照する。
   Casey O'Callaghan, Sounds: A Philosophical Theory, Oxford UP., 2007.

授業の方法: 上記のテキストの内容を、毎回参加者に発表してもらい、それをもとに議論する。

成績評価方法:     毎回の出席、発表、レポートをもとに評価する。

教科書:

   Casey O'Callaghan, Sounds: A Philosophical Theory, Oxford UP., 2007.