講義題目: 生命倫理を考える
授業の目標・概要: 主に米国の場合を中心に生命倫理の諸問題の展開を歴史的に辿りながら、具体的な議論のあり方を検討し、生命倫理という言説の特徴と問題点を明らかにすることを目標とする。
授業のキーワード: 生命倫理、メタバイオエシックス
授業計画: まずは、米国における生命倫理の登場時点にまで遡り、その初発の問題意識を確認することから始め、ついで、時代順に議論されてきた問題の具体的諸相を明らかにする。その上で、生命倫理なる言説に関して、メタバイオエシックスの視点から検討を加える。
授業の方法: 基本的に講義形式で行なうが、受講者数によってはゼミ形式を取り入れる予定である。また、随時授業時間中に提出する小レポートを課す。
成績評価方法: 期末レポート60%、出席及び小レポート40%
教科書: ・小松美彦・香川知晶編著『メタバイオエシックスの構築へ―生命倫理を問いなおす』(NTT出版) 参考書: ・香川知晶『生命倫理の成立』、『死ぬ権利』(ともに勁草書房) |