講義題目:
生命科学と知的財産
授業の目標・概要:
遺伝子特許、幹細胞特許、微生物特許、動物特許、植物関連の知的財産、リサーチツール特許、医薬品開発と特許、後発医薬品と特許、バイオインフォマティクス特許、医療方法の特許保護、医薬品アクセス、生物多様性条約、などの「生命科学と知的財産」をめぐるトピックスについて、歴史上重要と考えられる裁判例や論説を読みながら、生命倫理上の課題、今後の政策設計における論点などについて、考える。
授業のキーワード:
遺伝子、DNA、RNA、細胞、幹細胞、微生物、動物、植物、リサーチツール、試験・研究、医薬品、後発医薬品、バイオインフォマティクス、アグリバイオ、医療方法、医療行為、特許、知的財産、知的財産権、発明、生命倫理、生命科学、バイオテクノロジー、バイオ特許、バイオ知財、科学技術史、公共政策、科学技術政策、産学連携、ライセンス契約、ライセンシング、裁判例、知的財産マネジメント、知的財産政策、知的財産戦略、学術研究と特許、医薬品アクセス、生物多様性条約
授業計画:
1.イントロダクション 2.遺伝子特許 3.幹細胞特許 4.微生物特許 5.動物特許 6.植物関連の知的財産 7.リサーチツール特許 8.ライセンス契約 9.医薬品開発と特許 10.後発医薬品と特許 11.医療方法の特許保護 12.医薬品アクセスと特許 13.バイオインフォマティクス特許 14.学術研究と特許・産学連携 15.生物多様性条約に関する知的財産関連の論点
授業の方法:
指示した文献を各自読んでくる。講義において要点を確認し、追加の解説を行う。幾つかの論点を抽出し、それに対して各自の考えを提示しディスカッションする。
成績評価方法:
(1)出席 (2)授業内のディスカッションにおける発言 (3)各受講者が分担して行うプレゼンテーションの内容 (4)課題レポート により評価する。
教科書:
特に用いない。
参考書:
隅藏康一編著『知的財産政策とマネジメント 公共性と知的財産権の最適バランスをめぐって』(白桃書房、2008) 隅藏康一・竹田英樹編著『幹細胞の特許戦略』(発明協会、2011)
履修上の注意:
予備知識は特に必要としない。理工系・人文社会系を問わず、いかなるバックグラウンドからも受講が可能である。 生命科学の特許は、生命倫理、科学技術政策、公共政策、産学連携政策、医薬品産業の経営戦略、医薬品をめぐる南北問題、などと密接にかかわっており、この講義を受講することにより、こうした領域の研究テーマを発見し考察することができるであろう。
その他:
隅藏のこれまでの活動や著作物については、「政策研究大学院大学のウェブサイト」をご覧ください。http://www.grips.ac.jp/jp/faculty/sumikura_koichi.html 知的財産マネジメントに関する研究会に関心のある方は、「知的財産マネジメント研究会のウェブサイト」をご覧ください。http://www.smips.jp/ |