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講義題目:
授業の目標・概要: 本コースの目的は、科学技術の発展という事象を社会の中に位置付け、批判的に考察するための概念を概観することにある。環境や医療、公衆衛生、情報技術をめぐる社会問題において、科学がなぜ重要な役割を果たすと考えられているのか?専門家に検討を委託するという政策決定の仕組みに内包される問題は?それらの問題をめぐる社会的な論争とその帰結は?といった問題意識を念頭におきながら、科学の社会における役割について考える。
授業のキーワード: [日本語用] 科学社会学、科学論争、科学委託
[外国語用] Sociology of Science and Technology, Scientific Controversies, Science Advising
授業計画: 第1週 講義の概要 第2週 科学論の理論を概観する 第3週 農業問題と科学 第4週 医療問題と科学 第5週 ワークショップ 第6週 環境問題と科学 第7週 災害と科学 第8週 ワークショップ 第9週 科学論争概論 第10週 科学論争事例 第11週 ワークショップ 第12週 発表 第13週 発表
授業の方法: 演習形式で実施 *学期中に7編の主要論文(英語)の輪読 *履修生による発表 *講義
成績評価方法: 出席と参加(20%)、中間レポート(30%)、学期末レポート(30%)、発表(20%)
教科書: Daniel Lee Kleinman (2005) Science and Technology in Society. Blackwell: MA, USA.ほか、論文を電子媒体で配布します。リーディングリストは、別途配布の予定。
参考書: 金森修・中島秀人『科学論の現在』勁草書房、2002. 小林傳司『トランスサイエンスの時代』NTT出版、2007. 立石祐二『環境問題の科学社会学』世界思想社、2011.
履修上の注意: 4月9日は休講、初回は16日になります。 学修管理システムにて初回の教材を配布します。
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