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3,4年生の方へ

講義名 科学技術史特論I
年度 2017
区分 冬学期:通常講義
担当 吉本 秀之
教室 11-1107
詳細

講義題目:

科学・技術・医学における映像文化論
授業の目標・概要:
科学/技術/医学における映像/画像の問題を中心として、映像文化論・映像文化史の基本文献を読みます。
ヨーロッパ近代における映像/画像文化史について、基本的な見通しを持てるようになることを目標とします。
授業のキーワード:
[日本語用]
地図,カメラ・オブスクラ,カメラ,アニメ,映画,光学,視覚,図像,表象,パスツール,コッホ,微生物,望遠鏡,顕微鏡,写真,版画
[外国語用]
授業計画:
この分野の日本語初の教科書と呼べる、長谷正人編『映像文化の 社会学』(有斐閣、2016)ならびに日高優編『映像と文化』(藝術学舎、2016)の2冊を全体として読み通したいと思います。
 2章を1セットで1回の授業という形で進めれば、13回でほぼカバーすることができます。
授業の方法:
ゼミ形式で行います。
最初に分担を決め、担当者がきちんとレジメを作成して、批判的に分担部分を紹介してもらいます。
その後、質疑応答、ディスカッションを行います。
成績評価方法:
発表(50%)とタームペーパー(50%)
教科書:
長谷正人編『映像文化の 社会学』(有斐閣、2016)
日高優編『映像と文化』(藝術学舎、2016)
参考書:
ジョナサン・クレーリー『観察者の系譜 : 視覚空間の変容とモダニティ』以文社、2005
長谷正人, 中村秀之 編訳『アンチ・スペクタクル : 沸騰する映像文化の考古学』東京大学出版会、2003(この書物は、タイトルと付け間違えています。映像文化論のの基本論文を集めて訳出してくれています。貴重な著作です。)
橋本毅彦『描かれた技術科学のかたち : サイエンス・イコノロジーの世界』東京大学出版会、2008
履修上の注意:
関心がある方は、どういう分野の方でも歓迎します。科学技術史/科学技術論以外の分野の方の積極的な参加を呼びかけます。
関連ホームページ:
その他: