講義名 | 科学哲学演習I |
年度 | 2017 |
区分 | 夏学期:通常講義 |
担当 | 信原 幸弘 |
教室 | 8-112 |
詳細 | 講義題目: 共存の道徳哲学
授業の目標・概要:
道徳に関する科学的研究の成果を踏まえて、道徳の本性を探る。とくに現在の道徳が各共同体ごとの道徳であり、共同体を超えた普遍的な道徳でも、また異なる共同体の共存を可能にする道徳でもないことを確認し、共存を可能にする道徳のあり方を考察する。
授業のキーワード:
[日本語用]
コモンズの悲劇,二重過程脳,功利主義,義務論,トロッコ問題,部族主義
[外国語用]
授業計画:
次のテーマについて順次、考察する。
1、コモンズの悲劇
2、道徳マシン
3、部族主義
4、トロッコ問題
5、二重過程脳
6、異なる部族間の「共通通貨」
7、道徳ボタン
8、正義と公正
9、中絶問題
授業の方法:
ジョシュア・グリーン『モラル・トライブズ』をテキストとして、順次、読みながら、その内容を理解するとともに、中心的な問題について議論する。
成績評価方法:
出席および授業中のレジメ担当またはレポートによる
教科書:
ジョシュア・グリーン『モラル・トライブズ』竹田円訳、岩波書店、2015年
参考書:
履修上の注意:
関連ホームページ:
その他:
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