東京大学科学史・科学哲学研究室 東京大学科学史・科学哲学研究室
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3,4年生の方へ

講義名 科学技術史演習Ⅴ
年度 2020
区分 夏学期:通常講義
担当 廣野 喜幸
詳細

講義題目:アクター・ネットワーク理論入門

授業の目標、概要:科学論から生まれたアクター・ネットワーク理論は、いまや科学論の枠を越え、さまざまな学問分野に浸透することになった。科学論を専攻する上で、アクター・ネットワーク理論を知らずに済ますことは怠慢のそしりを免れないであろう。だが、これまで、日本語のよい概説・入門書に恵まれてこなかった。しかし、2019年1月にラトゥールの『社会的なものを組み直す―― アクターネットワーク理論入門 』の邦訳が法政大学出版局より刊行され、多少は敷居が低くなったと言えよう。本講義では、同書を輪読し、アクター・ネットワーク理論を理解することを目指す。

授業のキーワード:アクター・ネットワーク理論、ラトゥール、カロン、ロー/actor network theory, Latour, Callon

授業計画:3 ガイダンスと担当の決定
     4 ー15 輪読およびディスカッション

授業の方法:文献購読およびディスカッション。

教科書:ラトゥール『社会的なものを組み直す―― アクターネットワーク理論入門 』伊藤嘉高訳、法政大学出版局