講義名 | 科学哲学演習Ⅲ |
年度 | 2020 |
区分 | 夏学期:通常講義 |
担当 | 藤川 直也 |
詳細 | 講義題目:言語哲学の概論 授業の目標、概要:現代の言語哲学、意味論、語用論の専門的な文献を読む際に必要となる基礎知識を身につけることを目標とする。特に、(i)現在の意味論および語用論が研究対象とする「意味」における理論的な区別を理解すること、(ii)形式意味論で用いられる論理的・数学的な道具立ての基礎を習得し、それらを用いた自然言語の分析、特に英語の意味論的分析の代表的なものを理解することを目指す。 授業のキーワード:言語哲学、分析哲学、言語学、意味論、語用論、論理学/philosophy of Language, analytic philosophy, linguistics, semantics, pragmatics, logic 授業計画:言語学の一分野である自然言語意味論と語用論における基礎的な概念の多くは、言語哲学にその由来をもつ。本講義では、そうした哲学的な背景と、現代の自然言語意味論、語用論の基礎について学ぶ。(ただし、授業参加者の関心に応じて内容を修正することがある) 授業の方法:基本的に講義形式。ディスカッションも行う。 参考書:ポール・ポートナー『意味ってなに?--形式意味論入門』 (片岡宏仁訳、2015、勁草書房) |