講義名 | 科学技術思想I |
年度 | 2001 |
区分 | 夏学期:通常講義 |
時間 | 水曜5限 |
担当 | 岡本 拓司 |
教室 | 1226 |
詳細 | ハイゼンベルクを中心に、20世紀の物理学が辿った道について、学説史、科学思想史、制度史の観点から検討を加える。この作業を通して、日本の科学の近代史を考える材料を得るのが目的である。取り上げる予定の事項は次の通りであるが、夏学期で終わらなければ冬学期(科学史Ⅲ)にまわす:19世紀後半から20世紀前半にかけてのドイツ語圏の物理学研究の特徴、隆盛の経緯、その文化史的意味;量子力学の形成史;量子力学の哲学的解釈;物理学を通してみた科学者の国際交流と国際競争;第一次世界大戦と物理学;ナチ体制下の物理学;物理学者の戦争協力;核兵器開発競争、など。なお、今年2001年は、ハイゼンベルクの生誕100周年にあたる。 |