東京大学科学史・科学哲学研究室 東京大学科学史・科学哲学研究室
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大学院生の方へ

講義名 科学史 II
年度 2007
区分 夏学期:通常講義
時間 水曜2限
担当 岡本 拓司
教室 8-321
詳細

講義の狙い:

近代科学の際立った特徴は、機器類から得た定量的な情報を、数学に基づいて処理するという点にある。このような形態の学問が成立し、発展していった過程を、最新の研究成果の精読と、参加者による研究成果の発表によりながら追跡していく。

概要:

自然科学における(1)機器の使用と(2)数学の利用という二つの特徴が、科学革命期のヨーロッパでどのようにして生じ、現代に至るまで、いわゆる自然科学の枠組みのなかでどのように進展していったかを考察する。
    参加者には、自身の研究の中で、以上のような関心に基づく課題を設定し、それを講義の中で発表していただければ幸いであるが、それが難しい場合には、講義 の中で取り扱いたい文献のリストを岡本が準備するので、その中から分担を選んで発表していただければよい。

教科書・参考書:

初回に文献リストを配布する。

その他:


多様な時代・地域・分野に関して比較を行ないたいので、従来機器や数学に強い関心を持たなかった方にもぜひ参加していただきたい。