東京大学科学史・科学哲学研究室 東京大学科学史・科学哲学研究室
ホーム > 大学院生の方へ > カリキュラム > 2007年度 > 科学技術基礎論 II

大学院生の方へ

講義名 科学技術基礎論 II
年度 2007
区分 夏学期:通常講義
時間 水曜3限
担当 村田 純一
教室 14-308
詳細

講義の狙い

現象学の基本問題;フッサールとハイデガー

概要:


授業の進行は出席者の関心によって変わってくるので以下のものは暫定的なものである。
 

  1. フッサールがハイデガーとともに書こうとした原稿『ブリタニカ草稿』のふたつのバージョンを読んで、フッサールとハイデガーの現象学的哲学に関する理解の違いを検討する。
  2. D. FøllesdalやH. Dreyfusなど分析系の哲学者による論文を読みながら二人の哲学者の現象学の関係についてさらに広い視点から考える。


前半はドイツ語の文献、後半は英語の文献を読むことになる。

教科書・参考書:

Edmund Husserl, Phaenomenologische Psychologie, Husserliana Bd. 9, Martinus Nijhoff, 1968.(『ブリタニカ草稿』谷徹訳、ちくま文庫)ほか。