講義名 | 科学技術思想 III |
年度 | 2008 |
区分 | 夏学期:通常講義 |
時間 | 火曜3限 |
担当 | 岡本 拓司 |
教室 | 14-308 |
詳細 | 近代日本の科学技術史を見直すI:思想編 明治維新以降の日本は、欧米に追いつくことを目指し、いくつかの先進国に範をとりながら、科学技術を学んでいったとされることが多い。私自身は、こ うした描像にはいくつかの疑問を抱いている。たとえば、もし学ぶだけで事足りるのであれば、わざわざ研究をして発表する必要はないが、日本の科学者はすで に明治半ばから研究発表を行っている。欧米に学ぶといいながら、実際に欧米で学位を取得した研究者はごく少数にとどまる。本講では、こうした疑問を主とし て思想面に力点を置きながら検討し、あらたな近代日本の科学技術史像を描くことを目指す。 参加者には、この課題に関連する自分の研究の発表か、先行研究をもとにした議論の先導が要求される。 教科書は特にない。 評価:平常点(70%)およびレポート(30%) |