講義題目：科学技術倫理の歴史学あるいは歴史倫理学の試み
授業の目標・概要：  今日、科学技術の発達はさまざまな場面で問題を引き起こしている。そして、そのような問題に寄与するために、生命倫理学や環境倫理学・情報倫理学・技術倫理学なる知的営みが成立している。こうした学問は１９６０年前後より誕生してきた。しかし、科学技術と倫理がかかわる場面はそれ以前から存在した。本講義では、生命倫理学などが成立する以前に科学技術と倫理がかかわった問題に歴史的にアプローチしていく方法を開発していく。
授業のキーワード：科学技術、倫理、生命
授業計画

1. ガイダンス（１回）
2. 前１／３　二次文献による問題状況の把握
3. 後２／３　一次史料に基づく歴史的再構成

授業の方法：近年の脳神経倫理文献により全体的状況を把握する。そのあとで各自一次史料の分析を分担発表し、議論していく。
成績評価方法：平常点もしくはレポート
教科書：ない。
参考書：講義中にその都度紹介する。
関連ホームページ：http://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp/~chiro/