東京大学科学史・科学哲学研究室 東京大学科学史・科学哲学研究室
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大学院生の方へ

講義名 科学技術基礎論Ⅲ
年度 2009
区分 冬学期:通常講義
時間 火曜3限
担当 石原 孝二
教室 14‐708
詳細

講義題目: 地球温暖化を中心とした環境問題に関する言説と社会的問題の分析
授業の目標・概要:IPCC第四次評価報告書(2007)が温暖化に対する人為的要因の可能性をより高く認定する一方で、IPCCに対する懐疑的な言説も盛んになってきている。この授業では、温暖化をめぐるそうした言説を検討するとともに、環境正義の問題や気候変動への対応を中心とした環境技術をめぐる社会的問題についても検討を行う。授業で扱う具体的なテーマとしては以下のものを予定している。

・温暖化に関する科学的言説の現状
・温暖化に関する論争の歴史
・温暖化に対する懐疑的言説とその背景・影響
・環境問題と予防原則
・環境技術(グリーンテクノロジー)
・環境的正義
・環境問題における市民参加と熟議民主主義(deliberative democracy)
 

成績評価方法:出席状況、発表(指定された資料の要約・紹介もしくは自由テー
マによる発表)、レポートによる。