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講義題目: 精神医学の哲学 授業の目標・概要: 精神医学の哲学は従来現象学との関係が深かったが、近年では分析哲学的な伝統による精神医学の哲学が盛んになってきている。本講義では、現象学と分析哲学の伝統双方の精神医学の哲学の展開を踏まえながら、社会的な側面をも考慮しつつ、精神医学の哲学を展開することを試みてみたい。 講義は以下の三部構成で行う(順不同)。①精神医学と現象学、②診断基準をめぐる問題を中心とした精神医学の科学哲学、③精神医学の社会的次元。 授業のキーワード: 精神医学、精神疾患、診断基準、科学哲学、現象学 授業計画: br /> 授業の方法: 授業は講義形式を基本とするが、参加者の発表やディスカッションを交えながら進めていく。 成績評価方法: 発表および発表に基づくレポートによる。 教科書: 参考書: Ghaemi, S. N. ([2003]2007). The concepts of psychiatry : a pluralistic approach to the mind and mental illness (John Hopkins pbks. ed.). Baltimore: Johns Hopkins University Press. Kendler, K. S., & Parnas, J. (Eds.). (2008). Philosophical Issues in Psychiatry. Baltimore: The Johns Hopkins University Press. Sadler, J. Z., Wiggins, O. P., & Schwartz, M. A. (Eds.). (1994). Philosophical Perspectives on Psychiatric Diagnostic Classification. Baltimore: The Johns Hopkins University Press. クッファー、ファースト、レジエ編、黒木俊秀・松尾信一郎・中井久夫訳 (Ed.). ([2002]2008). DSM-V研究行動計画: みすず書房. ほか 履修上の注意:
関連ホームページ: http://hps.c.u-tokyo.ac.jp/index.php |