講義題目: 比較環境政策 授業の目標・概要: 近年、リスク学が盛んになってきた。リスクの中でも、人命等が直接損なわれるわけでもない場合も多い環境リスクは、それだけ対策を立てるのが難しい側面がある。また、環境リスク対策には政治的駆け引きが伴う。こうした状況に対し、各国はどのような方針で環境対策をとっているのだろうか。また、日本の環境政策はどのようなものであり、どう評価すればいいのだろうか。一次文献・二次文献の読解により、こうした問題に迫っていくのが講義の目標である。 授業のキーワード: リスク、環境問題、地球温暖化、遺伝子組換え、公害、政策形成過程 授業計画: まず、二次文献において各国の環境政策の概要をつかむ。その後、個別政策の比較を通し、批判的検討を加える。個別政策の対象については、ガイダンス時および適宜受講生諸氏と相談の上決定する。 授業の方法: 資料・史料の批判的読解 討論 成績評価方法: 1)平常点=発表(30%)、2)討論への参加度(10%)、3)小レポート(10%) および4)最終レポート(50%) 教科書: 特にない。 参考書: 講義中に指示します。 履修上の注意:
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