東京大学科学史・科学哲学研究室 東京大学科学史・科学哲学研究室
ホーム > 3,4年生の方へ:カリキュラム > 2000年度 > 科学哲学II

3,4年生の方へ

講義名 科学哲学II
年度 2000
区分 夏学期:通常講義
担当 村田 純一
教室 1224
詳細

科学と生活世界
現象学者のE・フッサールはその晩年に、近代科学が我々人間にとってどのような意味をもつのかについて、生活世界という概念を手がかりにして根本的に問う試みを行った。この時間には、そのような試みの書である「ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学」をテキストにして、科学と生活世界の関係を考える。
出席希望者は簡単なフッサール入門書に目を通しておくことが望ましい。
テキスト:ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学、木田元ほか訳、中央公論社(中公文庫版もある)