科学と生活世界現象学者のE・フッサールはその晩年に、近代科学が我々人間にとってどのような意味をもつのかについて、生活世界という概念を手がかりにして根本的に問う試みを行った。この時間には、そのような試みの書である「ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学」をテキストにして、科学と生活世界の関係を考える。出席希望者は簡単なフッサール入門書に目を通しておくことが望ましい。テキスト:ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学、木田元ほか訳、中央公論社(中公文庫版もある)
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