講義名 | 科学社会学演習II |
年度 | 2000 |
区分 | 冬学期:通常講義 |
担当 | 岡本 拓司 |
教室 | 557A |
詳細 | 日本の内外に、日本が「科学技術大国」であり、また「科学技術立国」を目指しているとの印象が存在する。しかし、この印象は、日本から数多くの優れた科学者が生み出されていることによって生まれたのではなく、また、日本の科学研究や科学教育の成果が優れているといったことによって生まれたのでもない。端的にいって、科学技術立国日本という印象を支えているのは、第二次大戦後、外国にトランジスターラジオが売れ、1980年代にトヨタが売れたという事実である。本講では、主として戦後の日本の対外貿易の水位を観察しながら、通商に関する資料を用いて一国の科学技術の水準を評価する方法について学ぶ。 |