東京大学科学史・科学哲学研究室 東京大学科学史・科学哲学研究室
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3,4年生の方へ

講義名 科学哲学概論II
年度 2001
区分 夏学期:通常講義
担当 村田 純一
教室 1109
詳細

自然法則とは何か
物理学におけるニュートンの運動法則、化学におけるボイル=シャルルの法則など、自然科学の理論のなかで法則命題は中心的な役割を果たしているように見える。しかしそれでは、自然法則とは何であろうか。自然のもつ本質的秩序を示すものであろうか。あるいは、自然現象の間で成り立っている規則的連関を表現したものであろうか。それとも、自然現象を説明したり、予測したりするために利用する一種の道具のようなものであろうか。この時間には、以下のテキストに収録された論文を読みながら自然法則とは何かについて考えていく。基本的には演習形式で行う予定。テキストはコピーして配布する。
M.Curd & J.A.Cover (eds.), Philosophy of Science, W.W.Norton & Company,1998. 第7章