東京大学科学史・科学哲学研究室 東京大学科学史・科学哲学研究室
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3,4年生の方へ

講義名 科学史概論II
年度 2001
区分 夏学期:通常講義
担当 岡本 拓司
教室 1224
詳細

科学史の分野で論文を書き上げることを念頭において、問題の設定の仕方、適切な資料の探し方、読み方、分析の仕方、資料を用いた文章の書き方などを身につけることを目指す。今回は材料として、近代日本における科学と教育との関わりを取り上げる。科学史において、学派の成立や或る学説の受容において教育の果たす役割が大きいことは容易に予想できるが、それ以外にも、大学という教育機関が科学研究の大きな部分を担ってきたことや、教育における有用性が科学の重要な存在意義のうちのひとつとして主張されることにも、注意を払いたい。