科学と技術技術をもたない文明は存在しない。また、文明という限り学問をもたないものも想定しづらい。ところが自然科学を生んだ文明は世界にひとつしかない。すこし乱暴な飛躍であるが、本講では、ヨーロッパにおいてのみ技術を学問の方法として採用するという事態が発生し、そのことが科学の誕生につながったという仮説を検討していきたい。科学と技術のかかわりを如実にうかがわせる実験機器の見学の機会も設けたい。教科書及び参考文献:バオロ・ロッシ(伊藤和行訳)『哲学者と機械』(学術書房、1989年)他
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