講義名 | 科学史概論 I |
年度 | 2008 |
区分 | 冬学期:通常講義 |
担当 | 岡本 拓司 |
教室 | 12-1232 |
詳細 | 科学の特質を構成する要因を、その歴史的展開の中に探すことを目的とする。科学の歴史における最大の転換点は17世紀末の力学の完成であるが、はじ めにこの現象を構成する歴史的な諸要素を明らかにしたい。その上で、この現象がヨーロッパで生じた理由(他地域との比較)、力学で生じた理由(他の分野と の比較)、17世紀末に生じた理由(時代背景)などを探っていきたい。さらに、力学以外の分野に科学的方法に基づく知識獲得の方法が浸透していくときに何 が起ったかを、力学との比較において明らかにしていくこととしたい。参加者には積極的な議論への参加を要望する。 参考書:トーマス・クーン『科学革命の構造』(みすず書房、1971年) 評価方法:数回のレポート(70%)、質問等による講義への貢献度(30%) |