東京大学科学史・科学哲学研究室 東京大学科学史・科学哲学研究室
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3,4年生の方へ

講義名 科学哲学Ⅱ
年度 2012
区分 夏学期:通常講義
担当 信原 幸弘
詳細

講義題目:     
倫理の自然化

授業の目標・概要:     
我々の道徳能力について、進化心理学、認知科学、脳科学などの諸成果を参照しながら、倫理の自然主義的な理解の可能性を考察する。

授業のキーワード:     
オキシトシン、ミラーニューロン、自然主義的誤謬、愛着、共感、心の理論

授業計画:     
次のテーマについてそれぞれ数回、授業を行う 1.「べき」と「である」の区別 2.社会的・道徳的価値の進化論的起源 3.オキシトシンと血縁者への愛着 4.協力と信頼 5.社会行動の遺伝子的基礎 6.心的帰属とミラーニューロン 7.道徳規則の意義 8.宗教と道徳

授業の方法:     
毎回、各テーマに関して講義を行い、それをもとに討議を行う。

成績評価方法:     
レポートと出席によって評価する。

教科書:     
Patricia S. Churchland, Braintrust, Princeton University Press, 2011.

参考書:     
ポール・チャーチランド『認知哲学』産業図書

履修上の注意:     
毎回、必ず出席して、積極的に討議に参加すること。

関連ホームページ: