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講義題目: 倫理の自然化 授業の目標・概要: 我々の道徳能力について、進化心理学、認知科学、脳科学などの諸成果を参照しながら、倫理の自然主義的な理解の可能性を考察する。 授業のキーワード: オキシトシン、ミラーニューロン、自然主義的誤謬、愛着、共感、心の理論 授業計画: 次のテーマについてそれぞれ数回、授業を行う 1.「べき」と「である」の区別 2.社会的・道徳的価値の進化論的起源 3.オキシトシンと血縁者への愛着 4.協力と信頼 5.社会行動の遺伝子的基礎 6.心的帰属とミラーニューロン 7.道徳規則の意義 8.宗教と道徳 授業の方法: 毎回、各テーマに関して講義を行い、それをもとに討議を行う。 成績評価方法: レポートと出席によって評価する。 教科書: Patricia S. Churchland, Braintrust, Princeton University Press, 2011. 参考書: ポール・チャーチランド『認知哲学』産業図書 履修上の注意: 毎回、必ず出席して、積極的に討議に参加すること。 関連ホームページ: |