講義題目: 科学技術倫理の歴史的検討 授業の目標・概要: 科学技術倫理学に限らず倫理学は一般的に記述的側面と規範的側面をもつ。本講義では、具体的規範を導きだすような後者ではなく、科学者および技術者は、科学革命以降、どのような規範倫理を打ち立て、行動してきたかについての知識を学ぶことを目標にする。また、日本で科学や技術が西洋から導入された際、そうした倫理意識に対し、どのような態度・対応が取られたのかを検討する。 授業のキーワード: 応用倫理、応用倫理学、科学倫理、技術倫理、科学者倫理、技術者倫理、科学者の社会的責任、剽窃、盗用、捏造 授業計画: 1 ガイダンス 2 応用倫理学と基礎倫理学 3 生命倫理学・環境倫理学・情報倫理学 技術倫理・科学倫理 4~6 剽窃に対する態度の歴史 7~8 捏造に対する態度の歴史 9~10 科学者の社会的責任論 11~12 日本への輸入 13~ 総合討論 8 日本への輸入 授業の方法: 1~3 講義 4~12 文献購読および討論 13 討論 成績評価方法: 1)平常点=輪読もしくは発表(30%)、2)討論および小レポート(20%)、3)レポート(50%) 教科書: ない。 参考書: 講義中に指示する。 履修上の注意: 関連ホームページ: http://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp/~chiro/ |