講義題目:
科学史研究法(卒業論文を科学技術史・科学技術論関連分野で書くための基本的な知識の修得)
授業の目標・概要:
科学史・技術史およびこれらの関連分野での研究を志し、これらの分野の題材で卒業論文を書こうと考えている人々に向けて、論文の書き方、プレゼンテーションの基本、情報収集の方法、情報の種別の判断方法、研究課題の確立の方法などが身につく講義・演習を行う。関心に応じて、文書資料、機器資料などの見学も行う。
授業のキーワード:
科学史、技術史、教育史、科学技術社会論
授業計画:
以下の事項を扱う。
0.導入(1回)
1.レポート・論文の書き方全般について(3回)
2.資料とは何か、資料の種類と使い方(3回)
3.科学史・技術史およびこれらの関連分野に特徴的な課題とは何か(3回)
4.議論を組み立てるためにはどうすればよいか(3回)
5.さらに発展的な課題(2回)
科学史・技術史および歴史学全般の研究の中から、具体例を取り出して議論することにしたい。
授業の方法:
導入部では講義を行う。参加者が一通りの知識を得たところで、各人が課題を設定し、それを材料にして具体的に研究を進めるようにする。各人の研究は、進捗具合に応じて、発表・レポートなどの形態にまとめてもらう。また、各人が発表する内容について、参加者全員が議論を行う場も設ける。
成績評価方法:
講義中の発表およびレポート。
教科書:
とくにない(講義中に指示する)。
参考書:
とくにない(講義中に指示する)。
履修上の注意:
参加者は積極的に発言すること。
関連ホームページ:
http://hps.c.u-tokyo.ac.jp/staff/_data/okamoto_takuji/index.php |